続北海道日帰り温泉の旅
令 和7年4月 13日
April13
, 2025
旭川近郊の山で春の山菜探索
例年より雪解けの早かった道北でも3月15日にようやく
条件の良い斜面でフキノトウと今年初対面、数個採取し
てフキノトウ味噌で春の訪れを感じました。川沿いにネコ
ヤナギの白い影を認めたのもこの日が最初です。
3月30日は地吹雪の悪天候でとても山道に入ることもで
きず、4月6日も植物の芽吹きはまだまだの感じでした。
天候もまずまずのこの日、笹の葉とフッキソウ以外に命
の営みに乏しかった台地に突然のフクジュソウの開花
です。花好きの人でなくとも、この瞬間ともいえる姿には
命のきらめきを感じることでしょう。
こちらはアイヌが「神の野草」と呼び食用としたオオハナ
ウドです。セリ科ハナウド属ですから、秋田県人がこよな
く愛するセリ科シシウド属のエゾニュウとは遠縁でしょうか
。セリ科の植物はいずれも特有の芳香をもち特に野草の
場合は三つ葉、シャクですら、好き嫌いが分かれます。そ
の中でもオオハナウドは悪臭ではないと感じますが強烈
です。車中が臭いの洪水でした。
昨年はエゾニュウの塩蔵に挑戦してすこぶる好評を得た
ので、今年はオオハナウド山菜利用に道を開こうと思って
いるのですが、エゾニュウと違い切断面から乳白色のアク
もたれず、舌がしびれるようなこともなかったのですが、生
食は断念しました。一部のの野草ハンターは天ぷらとして
この若芽を利用しているようです。
セリ科植物は人類が地上の弱者であった太古の時代、他
の動物と競合せず得られた植物だったのではと考える植
物学者もいるようです。それを食して地上の頂点に到達
したのですから、オオハナウドにも神の野草としての隠さ
れた真価が潜んでいるかもしれません。
その他上川管内最速?の山菜採取の成果です。フキは
まだまだごく極小サイズですので少し伸びたフキノトウ
の茎を採取しました。タンポポは葉縁鋸歯状のロゼット
、キバナノアマナはできれば根茎ごとと思ったのですが
そこまでの根気が続かず多くはは葉と花部分です。
この時期のタンポポは苦みが薄いと知っていたので
すが、全くインパクトがなくそれもつまらない結果で
した。キバナノアマナもややそれらしさはあるのです
が、特に個性はありません。まあまあの結果です。
フキノトウの茎は葉と花をむしり茹で一昼夜あく抜き
をしたうえでキンピラ風に調理していただきました。
こちらは慣れ親しんだ味わいの初物で絶品です。
春 に採 取し塩蔵しておいたたエゾニュウを食す
エゾ ニュ ウの開花
ウ コギ科コシアブラ属コシアブラ
ウコギ科タ ラ ノキ属タラノキ
、ウコギ科ハ リギリ属ハリキリ