北海道日帰り温 泉の旅


令 和7年10月6日
October6,2025



旭川市近郊の熊の居住地付近でナギナタコウジュを探しました


早春にはセリ科のアマニュウの探索に没頭し
「地域てはほぼ見られない」との残念な結果
に終わりましたが、秋口からはナギナタコウ
ジュを探索し続けていました。
東川町、美瑛町で僅かの植生を確認したも
のの、開拓当時畑の雑草としての地位を得て
いた植物だけに、もう少し大きな群落を形成
している場所が残っているに違いないと考
え今回は旭岳外縁の人々の生活から最も離
れた地区に的を絞っての探索です。

先ずは忠別ダムを一周した後、夏場のみゲー
トが解放されるまったくの山中を抜ける富良
野上川線を通り上俵真布を目指しました。

俵真布に近づいたところでそれなりの群落
を見つけましたが、その後は三度の団体入植
の歴史を持ちながら、厳しい自然条件によっ
てついに全戸離農の歴史に終わった上俵真
布まで、植生の確認はありませんでした。


現在の上俵真布は大掛かりな基盤整備事業
の後、デントコーンが作付けされており、半
ばまで刈り取りが終わっていました。













往路、復路ともに一台の車、人にも出会うことの
なかった地域だけに道路沿いに多くの植生を確認
できました。

 


こちらは再び忠別ダム湖外周に戻り天人峡
温泉を目指しているところですが、こちら
でもたくさんの植生を確認しました。


 


上俵真布、天人峡付近の成果に気をよくして
ダム湖対岸から山中に入り倉沼第二ゲートに
進む秋の僅かの期間限定で一般開放される富
良野上川線に入り東川経由で帰路につくこと
にしました。
この区間こそ林道に最も酷似する人々の生活
から遠い条件ですが、一か所の植生もみつか
りませんでした。
ゲートには9月29日熊出没の看板がおかれて
いました。熊が出たではなく、熊の世界を貫
いているのですから、やむを得ないですね。





嶺雲橋は観光スポットになっているようで、行儀
の悪い方がたくさん橋の上で駐車しています。行
程多くはすれ違いに余裕のない道幅ですから、運
転に自信のない方は侵入しないのが無難です。








残念ながら紅葉期にはほんの少し早いようでした。




上俵真布から一本のナギナタコウジュを
いただいてきました。乾燥して種子が取
れたら庭に散布してみようと思います。
開花時期は過ぎていますので、良い状態
を見ようと思った方は来年に期待してく
ださい。





美瑛町北瑛 シソ科ナギナタ コウジュ属ナギ ナタコウジュ

採 取してきたナギナタコウジュ でお茶作り

上川町 シソ科ナ ギナタコウジュ属ナギ ナタコウジュを 採取

東川町忠 別 シソ科ナ ギナタコウジュ属ナギ ナタコウジュの 探索