採取してきたナギナタコウジュでお茶作り

続北海道日帰り温泉の旅

令和7年9月17日
September17,2025

採取してきたナギナタコウジュでお茶作り

採取してきたナギナタコウジュをよく水洗いし
水切り、陰干し、裁断の工程で利用可能な形に
仕上げました。
熱いお茶で味わってみましたが、ハッカによく
似た香りが広がります。少し時間をおいて試し
てもみましたが、苦みが出るようなこともなく
爽やかです。
アイヌ民族は薬効のある植物を数多く茶として
利用していたようですが、粥の香味付けや胃腸
を整える目的、風邪や二日酔いなどでも利用し
たようです。
文字を持たない民族が北の大地で生き抜いて
いくには、経験と語り継ぐ知識の伝承に基づく
正しい判断力が生死を分かつこともあったで
しょう。ある意味あんまり嘘の無い世界だった
かもしれません。

先日の探索のページでもお伝えしましたが、現
在の旭川市管内、美瑛町、当麻町、東川町、愛
別町といった場所でナギナタコウジュの姿を見
たのは、懸命に探しても3ポイントに終わりまし
た。意を決して面積の94パーセントが山林と
いう上川町に赴き、これまでの経験から適地と
考えられる地域でようやくそれなりに繁茂して
いる場所を見つけ採取できました。

探索中「あるところにはあるけれど、ないとこ
ろにはない」と書かれた文章と出会いましたが
、その通りの結果でした。

その上川町でも、標高600ｍの孤立牧場豊原
生産組合までの人家のない道筋も探索しまし
たが、全く見つけることはできませんでした。
開発によって消えただけでもなさそうです。

まずはゴミを取り除き丁寧に水洗いです。