続 北 海道日温泉の旅
令 和7年7月13日
July13
, 2025
旭川市江丹別から鷹栖町更に和寒町と
山里を回ってセリ科の大型植物を探索
セリ科ハナウド属オオハナウド
旭川市近郊では最もポピュラーなオオハナウド
ですが、セリ科大型植物の先陣を切って開花結
実し今年のデビュー戦を閉じようとしています
。有毒バイカルハナウドが北大構内で見つかっ
たかと大騒ぎになり今年はオオハナウドも受難
の年だったかと思いますが、アイヌ民族は乾燥
保存して冬季の食料としていた歴史も持つ植
物です。
バラ科シモツケソウ属オニシモツケ
こちらも早春の山に群落をなして花をつけ彩り
を与えてくれましたが、花の時期は終盤に差し
掛かっています。アイヌ民族は薬草として蕁麻
疹・湿疹などに茎葉を煎じて用いたそうです。
食べることはできないけれどちゃんと役に立
っていたようです。
セリ科シシウド属エゾノヨロイグサ
鷹栖町から和寒の隠里福原に抜ける維文峠で見
かけました。旭川市江丹別の山林と農地の境界
線から峠下まで散発ですが長身の姿を目にしま
した。こちらも手順を踏めば食べることもできる
とのことですが、群落を形成しているエゾニュウ
と違い採取が困難かもしれません。
オオバコ科クガイソウ族エゾクガイソウ
葉の付き方がとても綺麗です。北海度のものは
府県のクガイソウとわずかに違ったところがあ
るようで、クガイソウは北海道には無いことにな
っていますのでエゾクガイソウでしょう。
山間地ではよく見かけます。和寒町内ですが、
オ ニシモツケ、エゾクガイソウ、エゾノヨロイグサ
と並んでいます。
セリ科シシウド属エゾニュウ
今年初めてエゾニュウの花と対面しました。和寒
町中和の水田沿いです。ちょっと寸足らずの成長
ですが、「私はもっと自然の残る環境で成長したか
った。」と言っているかもしれません。私は早春の
茎を塩蔵保存して冬場に美味しくいただいていま
す。群落をなしている上に山間原野にとても多く
更に採取の競争相手もいないと良いことづくめで
しかも美味しい山菜です。
一度の採取で自家用は十分で山菜好きの友人に
分配しても十分な量を確保できる歩留まりの良さ
も魅力です。最下段に方法のリンクを掲載してい
ます。
びっくりする ほど美味しいエゾニュウの塩蔵品
採取から塩蔵まで