令
和7年6月25日
June25,
2025
開高健の小説「ロビンソンの末裔」の舞台となった戦後開拓地を訪ねる
あくまでも想像と推理が正しければの話ですが
物語の主人公は空襲とアカザやはこべで空腹
を満たす生活、役所での無難だけれど納得しき
れない仕事に疲れ、敗戦直前政府が窮余の策と
した拓北農兵隊に応募します。「北海道に行けば
食い物には困らない。」案内のパンフレットは既
墾地、家、農業機械つきと素晴らしい好条件で
す。敗戦にならなくともそれらを満たす国力
が日本に残っていたかは疑問ですが、上野を
出て連絡船に乗った時点で天皇陛下の玉音放
送が流れます。著者開高健が上川町に取材し
たところまでは知れています。さて、上川町
のどこなのか、先日の検討では菊水の旭ヶ丘
ではないかと自分なりの結論を導きました。
それでは早速現地に足を運ばねばなりません
。現在の道は旭川から向かいましたので街に
入る手前から国道を離れ、右折して古くから
開かれた菊水に向かいます。