続 北 海道日帰り温泉の旅


令 和7年6月21日
June21, 2025



塩蔵後一月が経過したエゾニュウを味わう


エゾニュウ利用の本家秋田でも、エゾニュウは
春に採取塩蔵し冬に食べる越冬野菜として紹
介されているのみで、塩蔵何日目で美味しさ
を阻害している強烈な苦みが抜けるかを報告
したものはありません。そこで今回は5月21
日採取塩蔵したエゾニュウでどのくらい完成
しているものかを味わってみることにしまし
た。
エゾニュウは皮を剥いて茹でずに一晩重石を
して水抜き、翌日再度塩漬けしたものを用い
ています。せっかくの機会なので、フキの塩漬
とウドの茎を塩漬けしていたものも材料に加
えることにしました。
塩蔵期間が短いので、水で晒す面積を大きくす
るために太目の材料は裂いて投入しました。
いつもどおり冷水のみで塩抜きです。水は丹
念に取り換え、水につけると目立つ繊維状の部
分も取り除いて一昼夜です。塩分も感じなくな
り、苦みも口に残りません。






一か月の塩蔵ですが、苦みはすでに完璧にと
れいつでも調理に利用できる段階に出来上が
っていました。真価を発揮するのはやはり冬季
の保存食としての価値だとは思いますが冬ま
で待たなければ食べられないわけではないよ
うです。今回も昨年味見をしてもらい、高評価
だった友人三人が来訪、夕食の一品にお持ち
帰りいただくことができました。
時期が来たら山菜好きのそのまた友人に送り
たいとの話もあり、昨年より多く採取し塩蔵し
た成果が花開きそうです。

北海道のエゾニュウは固いと記されている記
事もみられますが、適期に採取したものは全
くそのようなことはありません。コリッとした
食感でありながら口当たりの良いのも魅力で
す。






びっくりする ほど美味しいエゾニュウの塩蔵品
採取から塩蔵まで