続北 海道日帰り温泉の旅
令 和7年5月 12日
May12
, 2025
美瑛町美園でヨブスマソウを取ってきました
美園は戦後多くの緊急入植者が入りましたが現在殆ど開
拓地を離れ、現在は地区名は残 るものの定住者はいませ
ん。 それでも丘の上の農地は現在再整備され秋口には豊
かな稔の景色が広がります。
現在の五稜地区への入口の一つ付近が入植者が団体で開
拓の最も早い時期を過ごした着手小屋があった場所です。
オマン川と瑠辺蘂川の合流地点に近い場所ですが、昔を偲
ばせるものは学校跡の木札のみです。
既存の地区より標高が高いことで十勝岳の連峰を一望で
きるのは現在に生きる者にとっては楽しみですが、街や公
共施設から遠いこの地で生活するのは多くの困難を上積
みしたことでしょう。
山道や林道好きで自然と身近な機会の多いほうですが、
トリカブトと出会うのは年間数度程度でしたが、この地
でやや群落を形成している姿に遭遇しました。花は8月
に入ってからでしょうから、目の保養にもなりませんが
珍しい光景ではあります。
こちらは福寿草の落花後の姿ですが結構似通ってはい
ます。来春のために福寿草を採取しようと思ってトリカ
ブトを持ち帰るなんて間違いを起こさないよう気をつ
けてください。
ヨブスマソウの姿は
旭川市東旭川端 穂 早春の山野草
で紹介しましたので省略しましたが、今回は 茎の部分を
味わってみようと思います。
少し大きめのものを採取したので、皮の部分 を丁寧に
剥きとった状態です。サイズはあるものの肉 薄です。
色合いが素晴らしいし、かじってみるとわず かに底苦
い感じがしますが嫌な苦さではありません。 シャキシ
ャキした噛み心地です。
小 さくて処理が面倒ですが、フキも少しいただ いて来
ました。
フキとヨブスマソウの一品が完成しました。 間違いなく
フキ単独のときより味わいが深まります。身 近にヨブス
マソウを発見したら試してください。
旬のものに目ざとい友人が更に一品を持参し てくれま
した。立派なこごみでしたので、これはマヨ 醤油で素材
の良さを楽しみました。
喜んでいると更に一品到着、こちらは例年6 月下旬に
は露地栽培でスイートコーンを稔らせるセミ プロの自
宅菜園で取れたアスパラガスです。
あまったフキは小さな容器に塩蔵保存しまし た。吹雪
の外出も困難な日にでも冬眠から目覚めさせ る予定
です。小さな容器ですが、大家族でなければ 一冬楽し
めます。
美瑛町美園 (大区画、美郷) 戦後開拓の地を訪ねる
美瑛町美園 オマン川流域の春の花