北 海道日帰り温泉の旅アイヌ


令 和7年5月 8日
May8, 2025




旭川市東旭川端 穂 早春の山野草




カ゛マズミ科ニワトコ属ニワトコ

ニワトコの花芽は山菜として食べられているそうですが、
北海道で生まれ育ち七十余年周囲でもニワトコの花芽
を食べた話は一度も耳にしたことがありません。それで
も興味にかられ観察してみました。まあ、あの強烈な臭
いのドクダミすら山菜として利用するそうですから食べら
れないこともないのでしょう。





















まもなく誰もが知っているけれど自らの労働でそれを口
にすることがなくなったゼンマイも山菜採取の時期を迎
えることでしょう。一目見ただけでそれと納得する名前
のオニゼンマイという強者もあって、こちらも食味は落
ちるそうですが食べられるそうです。でも毛むくじゃらの
茎をきれいにするだけで気が遠くなるでしよう。




そうなんです。旭川市伊端穂ペイパンダム付近に来ております。








キク科コウモリソウ属ヨブスマソウは比較的なじみのあ
る山菜です。湿った斜面に群生します。山菜としての風
味もあり、群落に遭遇したら迷わずお持ち帰りになるの
が良いでしょう。ただこの付近は観光客の車両が羆に
追いかけられた事件もあった場所ですので申し添えま
す。







幼芽の時期から独特のスタイルを保持していますので、
何も知らない方でも間違えることはありません。










山奥とは言いながら周辺も毎年切り開かれ開発が進ん
で来たのでしよう。キンポウゲ科リュウキンカ属エゾリュ
ウキンカも今年は少なくなっているように思いました。
北海道民にはファンの多い山菜ですが、少し足を延ばさ
ないと採取困難になっています。花芽をつける前のもの
が山菜として適しています。楽しみにして下処理も短時
間の手抜きは危険です。
春先に小さな流れのある平坦湿地では一面のヤチブキ
の園が出来上がっています。








サトイモ科ザゼンソウ属ザゼンソウ「早春に花が
咲き、その後に葉が展開 しますが、ヒメザゼ
ンソウは初夏に花が咲き、葉が枯れた後に
花が咲くという違いがあります。」と
とGoogleのAIは説明しております。ヒメザゼンソ
ウはアイヌ民族の「神の野草」言われ保存して儀
式の折に神にささげた大事な食料です。ただ茹で
て干して保存したものを再び水につけもどし加熱
調理して食べるという手の込んだ方法を取ってい
ます。
ヒメザゼンソウはザゼンソウより毒性が低いので
はともいわれていますが、オオバギボウシと間違
えての事故は起きています。








サトイモ科ミズバショウ属ミズバショウは根茎を漢
方として用いる習慣がありました。薬効について
は何の根拠もないと判明しているそうですので、こ
ちらも見て楽しむだけのもので良いでしょう。