北海道日帰り温 泉の旅
令
和7年10月17日
October17,2025
美瑛町白金 コシアブラ紅葉期の果実登熟遅れと熊
開ききらない若葉が山菜の女王との評価ですが、
旭川市近郊ではほとんど見かけることのない樹木
です、昨年は探索に務め美瑛町、東川町、和寒町の
いずれも山岳地もしくは耕地と山地境界に植生を
見つけることができましたが、人里近い地域ては
たった一本もみつけることはかないませんでした
今年は猛暑の影響からか、早くからドングリの凶作
が認められ、なんとこの時期あまり注目もしていな
かったナナカマドの実が殆ど見られないことに気づ
きました。ツルウメモドキの光景もどうやらいつも
の主張はないようです。ヤマウコギの実も登熟が遅
れているようです。
コシアブラは昨年10月20日に撮影していますので
比較検討できます。果実数では著名な変化はないよ
うですが、登熟は明らかに遅れています。リンクから
昨年の様子と見比べてください。
今年は熊害が深刻な事態となって、ドングリにだけ注
目が行っていますが、例えばミズキの実などもツキノ
ワグマでは重要な食料となっていることが知られて
います。雑食性の動物ですから主要な食料源が乏しけ
れば羆も当然そういったものにも目を向けるでしょう
が、今年はそちらもほぼ印象に残らないほどの凶作で
した。画像が散逸してお見せできませんでしたが、近
郊で小麦の穂がたくさん含まれている熊の糞を目に
したこともあります。
山間の酪農地帯では、デントコーンの圃場が熊の食事
場として定着しているようなところもあるそうです。