続 北 海道日帰り温泉の旅


令 和7年6月15日
June15, 2025



久しくご無沙汰の上 川町愛山渓温泉 愛山渓倶楽部を訪ねる


大雪山の内懐に分け入った地点の温泉としては秘湯と
言えば高原山荘が最も山深いでしょうか。こちらは現
在休業中とのことですが、営業中はシャトルバスも通
い大勢の観光客でなかなかの賑わいを見せていまし
たので、その点では愛山渓俱楽部は登山者のベース
としての色合いが濃く秘湯感満載です。



国道39号線から安 足間川を遡る一本道を終点まで20
kmの道を進みます。かつては川沿いにそこそこの農家
さんがあったようですが、定住者はいないようで、条件
のよい農地だけが一部作付けされていました。
















更に数Km遡ると愛山ゲートです。多分この辺りまで開
拓が進んだ時期があったのでしょう。例年この道が開く
のは5月の連休明けですが、降雪の多かった年ははるか
に遅れることもありました。






今回の目的の一つにセリ科の大きな植物アマニュウの
探索も入れていたのですが、確信を持てるものはなく
この一か所だけはかなり近いと思われます。
上川地方はアマニュウ極めて少ないようです。







似通った植物はエゾニュウかオオハナウドばかりでし
た。









昨年の笹枯れはこの地でも広範に起こった様子で、
至る所でこのような光景が見られます。






山中を抜けてぺーバンダムの奥20世紀の森の湯に
つながる林道の入り口があります。こちらも一度挑
戦したことがありますが、道路が崩落していたり、
大きな樹木が道を塞いでいることもあります。多
分JAFも来てくれないでしょう。
私はこの林道で普段目にかかることのない巨大な
オス鹿としばしの睨み合いになりました。










万難を排して進みたい方は入山届のポストもあり
ますので、万が一の届を出して、先に進むことにな
ります。






道 路開通直後であれば、渓流の水しぶきが新鮮です
。 エゾリュウキンカ、ミズバショウも咲き誇っています
が、最高の時期はあとは秋口の紅葉でしょう。
この日は温泉目的より、渓流釣りの入山者の姿を多
くみかけました。








ミズバショウの現 在の姿です。大きな野菜のようです
ツ キノワグマは冬眠明けに下剤としてこれを食べる
と言われていますが人間は食べることはできません。










秋になると真っ赤な実をつけるガマズミ の花です。
果実酒にするととても薬効があると言わ れていま
す。山に分け入る人なら容易く見つける ことがで
きるので試してみたい方はどうぞ。







日曜日でしたが、駐車場も館内も混雑は していませ
ん。以前に来たときは軽食はとることが できました
が、現在は食堂は営業していませんでし た。




















館内の様子です。とても良い雰囲気ですが、ごろごろ
したい方は別の休憩室があったように思います。









源泉がそのまま入浴客がいるいないにかかわらず常
に蛇口から流れ続けています。レジャーランドと違っ
た豪華さです。























平 成23年6月5日愛山渓温泉 愛山渓倶楽部