続北 海道日帰り温泉の旅


令 和7年5月 17日
May17, 2025



美瑛町 山菜の旬ヤマウコギとハリギリ


米沢藩の名君と謳われる上杉鷹山公かトゲが防犯になり
飢饉のときは食料にもなると城下にウコギの垣根を奨励
現在にその伝統が伝えられているそうです。
こちらはヒメウコギで種類は少し異なりますが、ヤマウ
コギも香り良く、ウコギ飯などは美味しそうですが今回
は天麩羅でいただきました。






なるほど生け垣にすると実力を発揮しそうな鋭いトゲ
があります。









昨年10月27日の果実をつけたヤマウコギです。



こちらはハリギリです。若い木は一見タラノキ
のような姿ですが、巨木に成長します。タラの
芽と同じように利用できます。











ウコギ科の中で最近とみに人気の高くなっている
コシアブラの木です。旭川周辺では発見は至難で
すが、この樹木はまだ山菜で利用できるほどの芽
になっていません。





標高550メートル地点の例年の群生地ではまだ5か
ら6センチ程度にしか成長していませんでした。



ヤマウコギの天麩羅は画面の外になってしまいました。
山葡萄の若芽、タラの芽




山ウドの天麩羅は我が家のイチオシです。




こちらも欠かせません。



エンレイソウも群落地がありました。この季節を
すぎるとここにそんな植物かあるなんて学者でも
なければ、気づきもしないでしょう。





就実の丘から望む旭岳




道内では松前のハレの料理として知られていると言わ
れていますがほぼ道民はほぼ食べることのできる食物
とは考えていないエゾニュウの塩蔵品に昨年から挑戦
。なんとこれが大当たりでした。フキの塩蔵品との炊
合せに全員がフキはなくてよい。と大好評。今年も
準備に入りました。真ん中のフキのようなものはアイ
ヌ民族が冬の野菜として乾燥保存して利用したオオハ
ナウドですが、今年はこれを数本だけ混入させてみよ
と思っています。ただ嫌な匂いではないのですが、
強烈な匂いで扱いにくいものです。
ちなみに野草ハンターなどの人が多少のアク抜きで
エゾニュウを食し、感想を書いたりしていますが、切
った断端から出るは白色の汁をちょつと舐めただけで
その渋さは数時間残ります。