北海道日帰り温泉の旅
令 和5年7月30日

July30, 2023




士別市朝日町岩尾内  上似峡(にさま)集落の痕跡を探す


昭和8年北海道第二期拓殖計画により
根釧原野から30 名が移住、昭和9年、
10年と打ち続く冷害により大半が離
農。戦後残存者、新規入植者28名に
よって再出発した地域とのことです。

昭和2年に北海道第二期拓殖計画が施
行根釧に府県よりの入植があったもの
の打ち続く冷害により、夢破れ根釧を
去るものも多かったとのことですから
、最初の入植者には根釧での夢破れて
再起を図った人がいたかもしれませ
ん。

道道士別滝の上線をかっての
似 峡から
3,4キロ滝の上に向かうと上似峡集落
に入る林道の表示があります。開拓に
用いられた道路ではなく、後に整備さ
れたもののようです。

 
 

 

似峡岳のようです。

 




開拓跡のようにも見受けられますが、
こちらは早くに離村し自然再生に任
せたものでしょうか。
注意深く開拓の痕跡を探しましたが、
サイロや住宅跡、住宅跡を示す名
残の草花、樹木は見つかりません
でした。



 


唯一植林越しに上似峡小学校跡は
その後活用もされていたとのこと
で外観をとどめていました。

士別市のホームページによると
昭和8(1933)年10月1日 似峡尋常小学校上似特別教授場
昭和22(1947)年4月1日 似峡小学校上似分校
昭和23(1948)年8月1日 校舎移築
昭和25(1950)年1月1日 上似小学校
昭和30(1955)年11月12日 新校舎落成
昭和41(1966)年12月1日 ダム建設により閉校

と記されています。また往時の写真も残されています。

「ふ るさと士別」小学校のあゆみ


 

 

 
 
 

 

 


林道から旧開拓地に続いているであろう
横道に侵入してみました。学校裏手に続
くようです。地形に沿って道が出来てい
ますので開拓道路かもしれません。







住宅跡などは見つかりませんが、
放置された犬小屋らしきものが
二つ林間に見つかりました。不
要物をここまで捨てに来る人が
いるとはとても考えられません
ので、かつての住民の遺したも
のかもしれません。



 



 

 


こちらは自動車の残骸ですが、
道路から外れた場所で原形が
崩れようとしていました。